
子どもが習い事を『もうやりたくない』と言ってきた。
まだはじめたばかりなのに、どうしよう?
子どもが興味をもって習い事を始めたのに、あまり期間が経たないうちに『やめたい』となることってありますよね。
本人がやりたくて始めたことなので、興味が無くなってしまったのなら仕方ないかなぁとも思います。
でも親としては、せっかく入会の手続きや教材の購入など、お金と手間もかけて準備したのにすぐやめてしまうのは、なんだかもったいないとも思ってしまいますね。
我が家も、3歳の娘が英語教室に行き始めて間もなく、
『もうやりたくない。。。』
と言ってきたことがあります。
最初は娘の言うとおりにその習い事をやめようとしたのですが、その後に”とある工夫”をしたことで、また娘がそのやめようとしていた習い事を「楽しく、自らすすんで」続けられるようになりました。
今回は、我が家の経験からの教訓をお伝えしてまいります。
すぐ結論を出すのは早い
まず、子どもが”まだ始めて間もない”習い事を『やめたい』と言ってきても、すぐ《やめる》という結論を出すのはやめましょう。
実はうまく言葉にして伝えられていないだけかもしれません。
”やってみたら楽しくなかった”というような理由だったら、それは仕方がない理由だと思いますので、《やめる》という結論でいいと思います。
しかし、もしかしたら本当は続けたいけど、”ちょっとだけイヤ”な部分があって、その一つのせいで
『やめたい』
となっているのかもしれません。
よく話を聞き出してみよう
我が家を例に出させてもらうと、娘は週一回の英語教室を3回目から『行きたくない』というようになってしまいました。
習い事で苦しんでいる子がたくさんいます。「やり始めたものは続けさせないとやめ癖がつく」「ここでやめさせてしまうと嫌なことはすぐやめる人間になる」と思い込んでいる親が多いからです。実は、「やめ癖」というのは迷信です。たとえ10こやめても、11こめにぴったりなものに出会えばやめません
— 親野智可等 (@oyanochikara) July 25, 2022
”教育評論家 親野智可等氏のtweetより”
以前、上記のtweetを見ていたので、その時の私は
『じゃあすぐにやめよう!』
と考えていました。
そして、妻とも相談して「本人がやめたい」となっているならすぐやめさせてあげよう。
という流れになりました。
早くやめたいのに、パパとママがなかなかやめさせてくれない。。
となったら、次から「下手になんかやりたいと言うと、なかなかやめさせてもらえないな。」
「それなら、めんどくさいから『なんかやりたい』とかはもう言わないでおこう」
となってしまうと思ったからです。
それでは本人の好奇心や成長の意欲が失われてしまいます。
ちょっとした工夫で解決するかも
娘が習い事をはじめたのは、幼稚園の《課外教室》でやっている英語教室でした。
いざ英語教室をやめることを決めたとしても、幼稚園に通うことは変わりません。
そこでまず、登園時に園の先生へ直接
『英語教室は本人が「もうやめたい」と言っているので、今日は英語教室の日ですが出席しないで帰ります』と伝えました。
そして、その後お迎えに行くと、なんと娘は英語教室に出席していたのです!
「あれ??」と思って先生に話をきいてみると、
「やめるのは聞いていたけど、いちおう本人に声をかけてみたら『いく!』となったので出席してもらいました」とのこと。
どうやら、ほかの子たちにつられたのか行く気になった模様。
そのときはじめて、「すっかり行きたくなくなった」というワケではなかったんだなとわかりました。
最初はよくあることだった
くわしく話を聞いてみたところ、
「始めて1~2か月ぐらいで辞めたくなる子は毎年けっこういるんです💦」とのこと。
原因は、
●ワークブックの進め方がまだよくわからなくて、とっつきにくく感じてしまう
●講師が外国人男性なので、女の子はちょっと怖く感じてしまう子もいる
●英語教室で同じになった子が仲良しの子ばかりじゃないので、なれないうちは楽しく感じにくい
ということだった。
ウチの子の場合はちょうどこの理由だったみたいで、先生が少し工夫してくれて、
”英語教室を楽しんでいて積極的”な子の隣になるようにしてくれたところ、娘も楽しんで取り組めるようになった模様。
《英語教室》そのものがすっかり嫌いになってしまったわけじゃなかったのか。
と、親としては意外な結果にびっくりでした。
『休んでもいいよ』の気持ちで接する
しかし、まだワークブックのとっつきづらさは残っているので、その解決にはもう少し時間が必要とのこと。
そのため、やっぱり英語教室の日は「行きたくない」と言ったりします。
そんな時の娘への声掛けは

英語教室に行きたくないのはわかったよ。
でも先生にとりあえず英語の準備だけもってきてって言われてるから、持っていくね。
でも、英語教室のとき行きたくなかったら「休む」って先生に言っていいからね
こんな感じで声かけをして準備物を待たせて登園させてます。
いちおう毎回、”本当に休んでもいい”ように登園させるのですが、毎回ちゃんと英語教室に出席してくる娘。
どうやら、”出てしまえば”それなりに楽しくお勉強できているようです。
まとめ
子どもが始めたての習い事を「やめたい」と言ってきた場合は、
すぐ結論を出すのはやめて、一度よく原因を探ってみましょう。
もしかしたら、「うまく言葉にできていない」だけかもしれません。
講師や先生とのちょっとした工夫で、たのしく取り組めるようになるかもしれません。
もし、原因をくわしく探ってみて「本当にやめたい」ということがわかったなら、その時には気持ちよくその習い事をやめるのがいいでしょう。
そして、また新たな”興味のあること”が見つかったのなら、それをはじめてみるのがいいと思います。
ぜひ、お子さんが楽しんで取り組めるよう、工夫してあげてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた♪