
トイトレが思うように進まない。
コツなども見てやってみてるんだけどうまくいかないなあ。
トイトレってなかなか思うようにスムーズにいかない場合がありますよね。
我が家も、娘はトイトレをはじめてからすごく時間がかかったわけではないのですが、完了するまではやっぱり長く感じました。
トイトレってよく、
”うまく進まない時は一旦止めてみる”
”絶対に叱らない”
というのがコツとして紹介されていたりしますよね。
今回は、トイトレにおける「焦らない」ことと、「絶対叱らない」ことの重要性を自身の経験をもとにお話させていただきます。
「焦らない」ことが一番の近道
最初に結論としては、トイトレにおいて、「焦らない」「叱らない」は最も大事なことです。
まずはそのうちの一つ。
「焦らない」ということについて、私の経験からお話します。
私の娘も、2歳になるくらいからトイトレをスタートしてみました。
トイトレをはじめるにあたって、直近でトイトレを経験した姉からもらったアドバイスがまさにこの「焦らないこと」でした。
そのため、実際にトイトレをはじめる時には、これを強く意識しました。
経験者の言葉ってやっぱり大きいですからね。
トイトレは一般的に、”早くて3歳ごろ、ゆっくりの子で7~8歳”と言われているようです。
でも、だいたい2歳後半とか3歳くらいで完了しちゃう人が少なくないので、そんな子が身近に何人もいたらやっぱり焦る気持ちも出てきてしまうと思います。
私も、姉のアドバイスがなかったら焦ってトイトレを進めてしまっていたでしょう。
しかし、子どもって親が焦って進めようとしたところで、早まるものではありません。
成長の速度は人それぞれです。
早い子もいれば、遅い子もいる。
経験者である姉のアドバイスで、そう思って娘に接することができると、進展がなかったと感じる日でも、
『ま、いっか!』
と思えるようになりました。
でもそれが心の余裕となって、親も子ものびのびトイトレに臨める状態になっていました。
そのおかげか、2歳半でトイトレを完了することができました。
もし、少しでも焦りの気持ちがある状態でトイトレに臨んでいたら、きっと同じ結果にはならなかったでしょう。
つまり、「焦らない」ことで本人がのびのびトイトレに取り組めて、結果”早くできるようになる”ということになったのです。
叱るのは本当に逆効果
トイトレをはじめると、なかなかトイレまで来てくれなかったり、トイレに座ってくれなかったり、おむつを脱いでくれなかったり。
いざトイレに行けても、トイレに座る前に漏れてしまったり、おねしょしてしまったり、いろんな”うまくいかない時”があります。
子どもがふざけてしまって、そのうえでおもらしをして服や床を汚してしまったら、イライラしてしまうのは致し方のないことでしょう。
でも、お子さんにトイトレを成功してもらいたいなら、叱るのはおすすめしません。
叱りたい気持ちをグッとこらえて、またトイトレに臨めるように接してあげましょう。
子どもは出来なくて当たり前です。
子どもが今まで出来なかったことをやれるようになるためには、”興味”をもってもらうしか方法はありません。
いかに興味をもってもらって、それを『愉しいことだ!』と思ってもらえるかが、成功のカギだと思います。
そのためには「叱る」という行為は、とてもマイナスに働く行いになってしまいます。
子どもに”興味をもって愉しく”取り組んでもらうためには、叱りたい気持ちはグッとこらえて接してみましょう。
「出来たこと」に注目してほめよう
焦らず、尚且つ叱らないように取り組むのは、けっこう大変に感じるかもしれません。
そんなときはぜひ「出来たこと」に注目してほめてあげることを意識してみてください。
たとえば、トイレに座ったけど出なかった。⇒トイレに座れたね!
トイレまできたけど座れなかった。⇒トイレまで来れたね!
トイレルームに入るのを嫌がって(もしくは怖がって)入れなかった。⇒トイレの前までは来れたね!
トイトレに関する行為をすべて出来なかった。⇒今日はまだおむつで過ごすことを決めれたね!
このように、「出来たこと」に注目すると何でも褒められます。
逆に「出来なかったこと」に注目してしまうと、いくらでも出てきてしまいます。
子どもは、大好きなパパママからほめてもらえれば自信につながります!
具体的にお子さんの行動を見てほめ、肯定してあげるとそれがモチベーションとなってくれるはずです!
どんどんほめて、そのあとに『つぎはできるようにがんばってみようか』という声かけをしてあげると、きっとお子さんも『がんばろう!』という気持ちになってくれるでしょう。
少なくとも、我が家ではこれでうまくいきました。
【しきい値】努力はムダじゃない
閾値(しきいち)という言葉をご存じでしょうか?
閾値とは、境界となる値。その値を境に、上下で意味や条件、判定などが異なるような値のこと。ITの分野では電子回路の高電圧と低電圧の区別や、プログラミングの条件分岐などで用いられる。
IT用語辞典 e-Words
簡単にいうと、「あと少しでも変わると”何か”が変わるギリギリの値」です。
トイトレ(に限らず子育て全般)ではこのしきい値があるんだと考えて取り組むと、気持ちが折れずに進められるのでおすすめです。
一見、『今日はなにも進展がなかった。。。』という日でも、お子さんの中では《トイレができるようになるための値》が少しずつ少しずつ積みあがっているのです。
親から見ると、わからないくらいの変化ですが、確実に積みあがっているのです。
そして、ある日その値がしきい値を超えたとき、「トイレができる」という結果で現れるのです。
そう考えると、毎日の努力もムダじゃない!って思えますよね♪
まとめ
トイトレでよく聞くコツ、”うまく進まない時は一旦止めてみる”と”絶対に叱らない”について、試してみた経験をお話させていただきました。
結論としては、どちらもとても重要だったと感じました。
子どもはやっぱり、『興味』を持たないと取り組んで上達してくれないので、興味がわくまで「焦らない」
興味を無くしてしまわないように「叱らない」
という姿勢が大事かなと思います。
あと、一見進展がないなと感じる日でも、実は”できるようになるまでの値”のようなものがあって、それがしっかり積みあがっているんだと思うと、焦らないでできるのではないかなと思います。
どうかお子さんを信じて、焦らず、叱らずにトイトレに取り組んでいただけたらと思います。
お読みくださり、ありがとうございました。